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姫路市立水族館 本館2階にて貴重な播磨灘のカブトガニを2個体展示しています。
2016年に家島より搬入して以来4年ぶりに、播磨灘で採集されました。
近年播磨灘で採集されることは珍しく、今回の個体は坊勢漁協の漁師さんと姫路市漁協の漁師さんより
提供していただいたものです。

個体1・・・メス、家島北部での底引き網で漁獲され、全長580ミリメートル、体重2680グラム。
個体2・・・メス、白浜町沿岸部での刺網で漁獲され、全長640ミリメートル、体重3150グラム。

【カブトガニとは】
瀬戸内海の沿岸と九州北部の内湾部に生息するクモやサソリに近い生き物です。
ゴカイなどを食べており、全長60㎝程度まで大きくなります。
世界には本種も含めて4種類がいて、「生きた化石」とも呼ばれ、2億年前から変わらぬ姿です。
環境省のレッドデータブック(2014年版)では、絶滅危惧1類(絶滅の危機に瀕している種)に指定されています。
今では貴重になってしまった播磨灘産のカブトガニを是非ご覧いただきたいと思います。

 

 

 

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